沖縄都市モノレール(渡慶次道俊社長)と沖縄ヤマト運輸(赤嶺真一社長)、IT企業のTIS(東京、岡本安史社長)の3社は、観光客の利便性向上とゆいレールの混雑緩和を目的とした実証実験を2日から開始した。交通の乗り継ぎや観光施設への入場などをスマートフォンで予約、決済できる次世代移動サービス「沖縄MaaS」を利用する。来年1月末まで。
実験では沖縄ヤマト運輸が那覇空港から宿泊先ホテルまで荷物を配送する「手荷物らくちん便」と、ゆいレールの当日乗り放題乗車券がセットになった電子チケットを荷物1個当たり通常1500円を千円で販売する。観光客は沖縄MaaSのサイトから利用日と個数など必要情報を入力し、クレジットカードで事前決済する。当日配送は午後1時までの受け付け。
観光客は那覇空港到着後の伝票記入などが不要で手続きがスムーズになり、初日から手ぶらで観光を楽しめる。スーツケースを伴っての乗車が減少する分、ゆいレールの輸送効率向上にもつながる見込みだ。(政経部・村井規儀)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。