全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま、東京都港区)は3日、11月末までのサンマ水揚げ状況を公表した。全国の水揚げ量は3万8681トンで、極めて低調だった昨年同期に比べて1・6倍強となったが、全盛期に比べれば依然として低水準が続く。価格は昨年より1割程度高く推移している。
北海道内の水揚げ量は、昨年同期比1・61倍の2万3903トンで、全国の水揚げの6割強を占める。14年連続でサンマの水揚げ日本一の根室市・花咲港が同1・56倍の2万125トン。厚岸港は、同1・86倍の3503トンで、釧路港は同4・13倍の274トンとなっている。 本州でも、大船渡港(岩手県)が同1・5倍の5646トン、女川港(宮城県)が同2・16倍の3765トン、気仙沼港(同)が同1・23倍の3652トンなどと続いた。
全国の水揚げ金額は昨年同期比1・8倍の179億7498万円で、道内は107億7247万円。このうち花咲港が92億5371万円で、道内の水揚げ金額の86%近くを占めた。【本間浩昭】
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