社員の平均年齢は26歳。若手が活躍できる強い組織づくりに堤礼実キャスターが迫りました。
8月に行われた、グローバルビジネス誌「Forbes JAPAN」による、次世代をけん引する30歳未満の若い才能に光を当てるアワード「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2024」。
日本発、世界を変える30歳未満の30人。その1人に選ばれた大槻祐依さん(29)。
FinT・大槻祐依代表:
日本のいいものを世界に出していくことにより、世界をよくして、日本を世界で勝たせたいという覚悟が決まりました。
大手企業へのSNSを起点としたマーケティング支援などを行うスタートアップの代表を務める大槻さん。
オフィスにお邪魔させていただくと、25歳の編集長がヒアリングを行っていました。
社員は約100人、その平均年齢は26歳。
企業の成長に求められる変化に今後必要な、「若手が活躍できる強い組織づくり」とは。
堤キャスター:
平均年齢26歳の会社は日本では少ないと思うんですけど、若者の強みってなんだと思いますか。
FinT・大槻祐依代表:
変化に強いところとか、チャレンジできるところだと思います。私は元々学生起業で、企業に就職したことがない。いい意味でルールがない。何か決まったことがないので、“当たり前”にとらわれないというか、変化できるところではないか。
変化に強い若者の発想を生かし、事業においても新たな価値観やトレンドを取り入れ変化をもたらすことで、クライアントからの高い支持を得ています。
さらに、若い力を信じる部分は組織づくりにおいても。
FinT・大槻祐依代表:
20代が最も抜てきされる会社。抜てきというのは、どんどんポジションを任せること。身の丈以上の仕事を任せることによって成長してもらう。
堤キャスター:
身の丈以上のことを任せるということは、会社にとってはリスクを背負うと思うんですけれど。
FinT・大槻祐依代表:
失敗を重ねていくうちに成功していく。(失敗によって)よりパワーのある成功もできる。それがイノベーションにつながる。
堤キャスター:
どれくらいの年次の方で、どういう役割を任されるとか、言える範囲で教えてもらえますか。
FinT・大槻祐依代表:
新卒2年目で事業部長をやって、70人のメンバーを任されている人などがいます。
“現状維持は衰退”と捉え、未知のチャレンジを促す一方、その一歩を踏み出しやすい環境を整えていました。
FinT・大槻祐依代表:
“チャレンジ”となると、「成功させないと」と思う人が多い。“トライすること”が大事。トライしたことをたたえる“ナイストライ”という言葉を大事にしている。失敗したとしても「ナイストライ」と言える環境をつくっていきたい。
堤キャスター:
その一言で心が軽くなったりしますよね。
そんな大槻代表の新たなトライが、ベトナムをはじめとしたASEAN諸国へのグローバル展開です。
FinT・大槻祐依代表:
日本のプレゼンスを上げていく。日本は「衰退していくよね」みたいに言っている側になりたくない。自分たちが少しでももがいて、日本の未来に希望を持てるような若者を増やしたい。日本を前向きにしていきたい。
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