東京都庁=小川信撮影

 都議会第4回定例会が3日開会し、小池百合子知事は所信表明で2025年4月から週休3日を選択できる勤務制度を導入する方針を明らかにした。小池氏は「出産や育児といったライフイベントによってキャリアを諦めることがないよう今後も働き方を柔軟に見直す」と述べた。

 都では、4週間の総労働時間を155時間として、その範囲内で自ら始業・終業の時間を選択できるフレックスタイム制度を一部職場を除いて導入している。同制度を活用し現在は4週間に1回を限度に平日を週休日にできるが、来年4月から1週間に1回に拡大する。

 所信表明で小池氏は女性活躍を推進するプロジェクト「Women in Action」をスタートさせるとし、その一環で週休3日や小学1~3年の子どもがいる職員を対象とした部分休暇の導入を明らかにした。都は女性活躍を推進する条例の制定も目指している。

 第4回定例会は18日までの16日間で、代表質問は10日、一般質問は11日。都人事委員会の勧告に基づき職員の給与を引き上げる条例改正案など計36議案が上程された。【山下俊輔】

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