太平洋で獲れるクロマグロの資源管理を話し合う国際会議で、日本の近海を含む太平洋での大型魚の漁獲枠を来年から1.5倍増やすことで正式に合意しました。

本マグロと呼ばれ、寿司や刺身として人気がある「クロマグロ」は、乱獲などにより資源量が大幅に減少したことから国際的な資源管理を行っています。

先月末からきょう(3日)までフィジーで漁獲枠などが話し合われた国際会議には、日本やアメリカ、中国など26の国と地域が参加。

焦点となっていた日本の近海を含む太平洋でのクロマグロの漁獲枠については国際的な資源量が回復傾向にあることから、▼30キロ以上の大型魚はこれまでの1.5倍に、▼30キロ未満の小型魚はこれまでの1.1倍に増やすことで正式に合意しました。

大型魚の増枠は2021年以来3年ぶり、小型魚については漁獲規制が始まった2015年以降初めてです。

今回の合意により来年から日本が漁獲できる太平洋クロマグロは3200トン余り増え、合わせて1万2828トンになるということです。

水産庁は今後、各都道府県などへの割りふりを議論する予定としています。

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