岩手県奥州市の国立天文台水沢キャンパスに導入された新しい天文学専用のスーパーコンピューターの運用が12月2日始まり報道陣に公開されました。

奥州市の国立天文台水沢キャンパスに導入されたのは天文学専用のスーパーコンピューター通称「アテルイスリー」です。

2日は国立天文台の教授らが報道陣に「アテルイスリー」の性能を説明しました。

「アテルイスリー」は望遠鏡で観測できない天体現象などを数値計算で再現します。

得意分野が異なる2種類のシステムで構成されていて従来の「アテルイツー」より実験を効率的に行えるようになりました。

1秒間に約2000兆回の計算ができ銀河の誕生や恒星と惑星系の起源など宇宙の真実に迫る実験に役立てられます。

国立天文台 小久保英一郎教授
「望遠鏡を使って見えたものが一体何なのか、そこで何が起きているのか、それを理解するのに(アテルイスリー)のシミュレーションが役に立つ」

「アテルイ算」の運用期間は約6年で審査を経た全国の研究者が無料で利用できます。

2025年の秋には一般公開される予定です。

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