博多と韓国・釜山を結ぶ高速船「クイーンビートル」の浸水隠ぺい事件で、JR九州は、26日、第三者委員会の調査報告書を元にとりまとめた再発防止策を公表しました。

◆JR九州 古宮洋二 社長
「この度は、どうも申し訳ございませんでした」

JR九州は、明らかにした再発防止策の中で、子会社でクイーンビートルを運航するJR九州高速船において、安全意識の醸成と法令遵守の意識を浸透させることなどに取り組むとしています。

さらに、鉄道の運輸部門の担当役員に新たに安全管理を担当させることや常勤監査役を置くことなどで、安全を最優先とした役員体制を確立するということです。

また、責任を明確にするため、JR九州高速船の田中渉前社長と取締役2人を懲戒解雇とし、JR九州の古宮社長などが報酬を一部返納することを明らかにしています。

一方、クイーンビートルの運航再開の時期については「まだ見通せない」としています。

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