OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1984年(昭和59年)11月20日に高松市で撮影された映像です。
高松市中心部の高松丸亀町商店街に新しいアーケードと駐車場が完成し、記念のセレモニーが行われました。
現在、複合商業施設の丸亀町グリーンがある商店街の南側で行われたセレモニーでは、商店街振興組合の鹿庭幸男理事長、脇信男高松市長(いずれも当時)らがテープカットして完成を祝いました。
組合によりますと、アーケードの完成を祝い、ブラスランドや商店街の女性らがかつぐみこしのパレードのほか、おいらん道中も披露されたということです。
商店街には町営北・南駐車場も完成しました。商店街振興組合が2006年に発行した冊子によると1980年代、高松丸亀町商店街では大型店のダイエーやジャスコなどがある瓦町駅周辺の商店街に押されて、空き店舗が目立ち始めていたそうです。
クルマ社会に対応するため「町営駐車場1000台計画」を作成、その手始めとして計370台の駐車場を整備しました。アーケードと駐車場合わせて総事業費15億円超のプロジェクトは、のちに全国から注目される大規模な再開発にもつながる大きな一歩でした。
映像の最後に出てくる町営北駐車場は2021年12月まで営業し、東80メートルに新しい駐車場が整備されました。町営北駐車場のあった場所には現在はマンションが建っています。
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