リニアの工事による環境への影響を議論する静岡市の協議会が11月18日に開かれ、トンネル工事で出た土の置き場について、難波市長は「行政としての判断が必要なところまで進んだ」と一定の評価を示しました。
JR東海はリニア静岡工区のトンネル工事で生じる土の置き場について、静岡市葵区の「ツバクロ」を候補地の1つとし、盛り土の安定性について議論が進められてきました。
18日、JR東海は大地震が直下で発生しても盛り土の内部や法面に補強を施せば安定性は確保できるとの検討結果を示しました。
専門家からはJRが示した施工方法を実際に行うことができるのか指摘があり、市は「さらなる検討が必要」としたもののJRの設計については一定程度評価しました。
静岡市・難波喬司 市長:
どういった基準で、どの程度の安全性を確保すればよいとするのか。行政としての判断が必要。いよいよそこまで進んできたと思っている
難波市長は早ければ次回の協議会で盛り土の許可に向けた意見の取りまとめを行いたいとしています。
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