日本一の生産量を誇る熊本県のトマトが、記録的な高値を迎えている。熊本大同青果によると、青果市況では18日に1箱(4キロ24玉入り)5770円で取引されていたが、19日に1箱2万3900円と一気に4倍強に。担当者は「経験がない高値」と驚く。
同社によると、流通業界最大のイベント「ブラックフライデー」を前に、外食関係、量販店関係の需要に供給が追いついていないことが直接の理由という。
流通関係者によると、山間地で栽培される夏秋トマトの収穫がほぼ終わりかけたタイミングで、冬春トマトの一部に着果不良が続いたことがあり、供給量が少ないタイミングで需要過多になったことが影響したとみられる。【津島史人】
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