米ブルームバーグ通信は18日、日本製鉄の森高弘副会長が米鉄鋼大手USスチールの従業員に書簡を送り買収後、海外で生産した鉄鋼を米国に輸入しないことなどを伝えたと報じた。買収の実現に向け、米国内の生産能力低下への懸念を払拭する狙いがあるとみられる。
日鉄によるUSスチール買収を巡っては、全米鉄鋼労働組合(USW)のほか、選挙戦ではトランプ次期米大統領も反対姿勢を明確にしている。ブルームバーグによると森氏は今回の書簡で、買収を巡って「誤った情報が出回っている」と改めて指摘。USスチールの生産能力を低下させない方針を強調した。(共同)
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