今、日本の「カツサンド」に外国人観光客が大行列。海外のサンドイッチとはひと味違う、日本ならではの魅力があるそうです。
■カツサンドに外国人が熱狂
極上のビーフヒレカツサンド この記事の写真きれいなサシが入った、ピンク色の牛カツ。絶妙なミディアムレアに仕上げた、極上のビーフヒレカツサンドは1人前3200円。
日本で誕生した絶品カツサンドを求めるのは、ほとんどが外国人です。
カツサンド専門店「銀座サンド」夜な夜な、外国人観光客の大行列ができる東京・銀座のカツサンド専門店「銀座サンド」。平日は午後5時にオープンして、翌日の午前4時まで営業。
できたてのビーフカツサンドをテイクアウトして、その場で舌鼓。
パンの食文化が根付くアメリカから来た男性も感激。
コーディーさん(31)「オーマイゴッド!」
「本当においしい。これまで食べた中で最高のサンドイッチ」
日本のカツサンドに外国人が熱狂するワケは?
外国人客の人気ナンバーワン10種類以上のオリジナルカツサンドが勢揃い。外国人客の人気ナンバーワンは、国産牛のヒレ肉を使った「特撰国産牛ヘレカツサンド」。自家製のデミグラスソースで仕上げています。
第2位は「タマゴカツサンド」第2位は、ふわふわのタマゴをカツにして、たっぷりのマヨネーズと一緒に味わう「タマゴカツサンド」。
第3位は「ポーク塩カツサンド」第3位は、国産の豚ロースを16枚重ねたミルフィーユカツサンドの「ポーク塩カツサンド」です。
イギリスから エマニュアルさん(21)「ジャパニーズビーフベリーグッド」
サンドイッチの名前が生まれた国・イギリスからの男性は、日本のカツサンドの魅力について、次のように話します。
エマニュアルさん(21)「ロンドンのよりも日本のほうがおいしい。ロンドンでは食べられない。硬くなくてやわらかいから、かみやすい」 別の店では、日本が誇る「和牛」がメインの豪華カツサンドも
さらに別の店では、日本が誇る「和牛」がメインの豪華カツサンドも登場。和牛のなかでも、特にやわらかいヒレ肉を使ったサンドイッチは、1人前でお値段なんと7000円。
午後3時すぎ、店内は海外からのお客様で満席です。
銀座のカツサンド専門店「新世界グリル 梵」は、客の8割が外国人だといいます。
和牛のヒレカツを2枚あげて、トーストにした食パン4枚に、特製のこだわりソースを付けます。鶏ガラをベースに、スパイスと果物などが入った、酸味のある濃厚な味わい。そこにあげたての和牛カツを乗せて重ねたら…。
断面きれいにカットした断面はビーティフル。レアに仕上げた和牛ヒレ肉の甘いあぶらに、サクサクカツの食感。外国人観光客は、この贅沢な和牛カツサンドに夢中です。
マレーシアから ジェシーさん「プレミアム和牛ビーフ」
マレーシアの女性が、初挑戦。くるっと回って、大絶賛です。
ジェシーさん「すごいです!」
「牛肉はとてもやわらかくてジューシーで、ソースもおいしい。トーストはカリっとしていて良い加減に焦げ目がついている。日本の和牛は口の中でとける。かむのが大変な他の牛肉とは違う。だから和牛が好き」
外国人客にとって、日本の和牛はやはり格別のようです。
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■熱々に感動…“”黒豚ミルフィーユ■熱々に感動…“”黒豚ミルフィーユ
「黒豚ミルフィーユカツサンド」日本のカツサンド。実は今、“モーニング”も外国人たちに大人気なのです。
「黒豚ミルフィーユカツサンド」が、看板メニューなのは新宿にあるカツサンド専門店「クロカツサン」です。
オープンは朝8時から。旅行の口コミサイト「トリップアドバイザー」で今年、評価が高い上位10%に選ばれています。
北欧・ノルウェーから来た女性たちは、朝食に 「黒豚ミルフィーユカツサンド」を注文。
ノルウェーから ミレーさん(26)「朝食にサンドイッチを食べたかったので」
ヨーロッパでもサンドイッチは食べられますが、日本のカツサンドは何が違うのですか?
ミレーさん「ノルウェーのサンドイッチはたくさんのチーズとパンが1枚。ノルウェーは軽食だが、日本はしっかりとした食事。とてもおいしい。ノルウェーで誰かが作り始めてくれたらいい。帰ってからも食べられるように」
メインの食事としてのカツサンド。できたてのアツアツが味わえるのも魅力です。
毎日サンドイッチを食べるというイギリスの女性は、こう話します。
イギリスから ハナさん(27)「ベリーグッド。日本のカツサンドは温かい。イギリスのサンドイッチは冷たいことがある。クオリティーも盛り付けも日本のほうが良い。完璧なサンドイッチ」
「パーフェクトサンドイッチ」と絶賛される日本のカツサンド。外国人たちの熱狂は続きそうです。
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