バス停から伸びる長~い行列。お目当てのバスに書かれていたのは…。
『運賃無料』の文字。
10日の日曜日、一日限定でバスが無料で乗れるイベントが新潟市で行われました。
JR新潟駅のバスターミナルは大混雑!
子どもからお年寄りまで多くの人がバスを利用していました。
「本日、お座席の方は大変込み合っております。空いているお座席にまず全て着席をお願いします」
10日限定で行われた『新潟市内バス無料デー』は、新潟市内を走る路線バスなどに無料で乗れるもので、バスの利用者を増やそうと、新潟市が秋の行楽シーズンに合わせて初めて企画しました。
「バスがかっこいいですね」
「楽しかった。もう1回乗りたい」
「またバス乗って、また駅に来て、お土産買ったりしたいです」
古町や新潟駅前に来るときにはバスをよく使うという中央区の男性は、「バス代が無料ということで、非常に得した気分というか、助かりました」と話し、お得な気持ちで行きつけの理髪店に向かい散髪を済ませました。
「バスは必需品といいますか、バスのおかげでいろいろ出歩けるので、助かっています」
企画した新潟市の想定を超えるほどの大混雑だったという、今回の『新潟市内バス無料デー』。
特に万代や古町方面は…
【記者レポート】
「午前中から利用者で混雑していて、この時間になっても行列が続いています」
“満車”で乗れない人もいました。
「10分ごとに出るみたいなんですけど、乗れなくて…」
新潟交通によりますと、午前は万代や古町、新潟駅を目指す利用者が多く、午後は家に帰る人で利用が多かったといいます。
ただ普段は、バスの利用者は少ないのが現状で、新潟市のアンケート調査によりますと、新潟市民の交通手段は、車が72%なのに対してバスは3%。
利用者の少なさや運転手不足もあり、新潟交通では今年3月に減便を行っています。
【新潟市都市交通政策課 川又啓介係長】
「車に比べるとだいぶ少ないので、こういったものをきっかけにバスに触れていただいて、今後もバスをご利用していただくようになると嬉しい」
新潟市では、2回目の『バス無料デー』を2025年3月にも開催する予定です。
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