東京・三鷹市の住宅に複数の人物が押し入るなどした強盗未遂事件で、逃走していた実行役とみられる男2人が警視庁に逮捕されました。

強盗未遂と住居侵入の疑いで逮捕されたのは、▼名古屋市の荒木颯斗容疑者(28)と、▼住居不定の渡辺創容疑者(24)です。

2人は先月30日、仲間と共謀し、三鷹市の住宅に押し入り、70代の男性の首を絞めるなどして金品を奪おうとした疑いが持たれています。70代の男性にけがはありませんでした。

もともと2人に面識はなく、それぞれXで闇バイトに応募したあと、指示役から秘匿性の高いアプリ「シグナル」で連絡を受けて、現場付近のコンビニで合流したということです。

荒木容疑者が犯行後、新幹線で名古屋方面に向かう姿が防犯カメラに映っていて、その後のリレー捜査などの結果、捜査員が2人の身柄を名古屋市内で確保しました。

警視庁によりますと、荒木容疑者は、指示役の人物から「シグナル」で「『金を持ち逃げした人がいるから取り返してほしい』と指示を受けた」と供述しているということです。

この事件ではすでに、同じく実行役とみられる京都市の大学生・佐円昌紀容疑者(23)が事件翌日に逮捕されていますが、現場に集合したのは、佐円容疑者を含めた3人で全員とみられているということです。

警視庁は、犯行の指示を出した人物の特定を急ぐとともに、一連の強盗事件との関連を調べています。

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