松本市で29日に発生した山火事は、30日の正午すぎに火の勢いは、ほぼおさまったものの、鎮火には至っていません。
2023年の大型連休中には、霧ヶ峰高原でも大規模な山火事が発生していて、警察や消防が火の取扱いに注意を呼びかけています。
山火事が発生したのは、松本市中山の山林。
30日午前5時から消火活動が再開され、県の消防防災ヘリなどが作業を行いました。
29日午後2時半すぎ、建物火災の対応にあたっていた警察官が、近くの山林から煙が上がっているのを発見。
この日は午後6時半まで消火活動が行われましたが、鎮火に至りませんでした。
上原記者:
「発生から7時間が経った午後8時半ですが、山の斜面2か所から火が見えます」
夜になっても火は風にあおられて広がり、山の上部にまで燃え広がっている様子が確認されました。
地元の人:
「怖いね」
「赤い火の、火っていうか、おきというか、それが残っているような形で結構何か所か」
大型連休中に発生した、山火事。
2023年には、5月4日に茅野市と諏訪市にまたがる、霧ヶ峰高原で発生しています。
枯れ草が広がる草原で瞬く間に広がった炎。
鎮火には丸一日を要し、下草などおよそ166ヘクタールが焼ける、大規模な山火事となりました。
消防によりますと、松本市での山火事は30日正午過ぎに火の勢いが弱まって、鎮圧状態となりましたが、鎮火には至っていません。
火の出た原因は分かっていませんが、これまでにけが人や建物への被害などの情報はないということです。
警察では、火を扱うときは、消火用の水を用意したり、消えたことを確認してから現場を離れるなど、注意を呼びかけています。
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