津波や液状化現象などで大きな被害が出た新潟地震から今年で60年。教訓を繋ぎ防災などについて考えるシンポジウムが新潟市で開かれています。
【東京大学大学院関谷直也教授】
「新潟地震、これは近代化した都市を襲った初めての都市災害でした」
日本災害情報学会が開いたこのシンポジウムは、津波や液状化現象などで大きな被害が出た1964年の新潟地震の教訓を踏まえて、防災などについて考えることが目的です。災害報道の専門家は講演で新潟地震では、行政による情報がとだえる中、ラジオが情報発信において威力を発揮したと話しました。
【松本大学地域防災科学研究所入江さやか教授】
「避難指示を呼び掛けることの重みを、伝え手は放送はもう一度こういった歴史の中から学びそれを踏まえて伝えていく必要があるのでは」
このほか元日の能登半島地震に関する講演もあり参加者は防災について考えを深めていました。
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