30日、日本郵便北海道支社は、2020年8月から去年4月までの間、私的に購入した生活用品約7万5000円を、会社の経費として請求し、騙し取ったとして40代の郵便局長の男性を懲戒解雇にしたと発表しました。

 懲戒解雇されたのは、道内の郵便局で局長をしていた40代の男性です。
 日本郵便北海道支社によりますと、男性は2020年8月5日から、去年4月5日までのおよそ3年間に、15回にわたって購入した生活用品を会社に経費として請求し、騙し取ったということです。
 購入した生活用品は、照明器具や洗濯洗剤、衣類などで金額は約7万5000円に上るということです。
 男性は、領収書に品名を記載しなかったり、明細の一部を切り取ったりして、会社の物品を買ったかのように装っていました。
 その後、定期的に行われる経費の点検で、使用状況に不審な点が見つかり、社内調査の結果、今年3月6日に不正が判明しました。
 日本郵便北海道支社は、すぐに警察に被害を相談し、4月30日男性を懲戒解雇としました。
 日本郵便北海道支社の浄土英二支社長は「局長という立場にあるものが、このような事件を発生させ、誠に申し訳ございません。
また弊社に対するお客様の信頼を損なうこととなり、深くお詫び申し上げます。今後こうした事案が発生しないよう指導を徹底して参ります」とコメントしています。

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