今年9月、福岡市博多区の飲食店に侵入し、現金約80万円を盗んだとして元従業員の男(34)が逮捕されました。
窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、住居不定無職の内山純容疑者(34)です。
内山容疑者は今年9月30日午前1時ごろ、当時勤めていた博多区博多駅前の飲食店に侵入し、店内の金庫から現金77万円あまりを盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと、事件当日の午後に、店内の防犯カメラを確認した飲食店の店長から「店の金庫の中の現金が盗まれた。犯人は元従業員の内山と思う」と通報があったことで事件が発覚。
防犯カメラには、内山容疑者と見られる男が金庫から現金を取り出す様子が映っていたということです。
事件後、内山容疑者は所在不明となっていましたが、8日午後9時半ごろ、博多区で知人の家から出てきたところを警察官が発見し逮捕しました。
警察の取り調べに対し内山容疑者は、「9月30日は仕事を辞めようと思い、店内に入って自分の荷物を取りに行きましたが、私は現金を盗んでいませんし、金庫も開けていません」と容疑を否認しています。
同じ飲食店では、今年7月にも金庫から現金約45万円が盗まれていて、警察は内山容疑者が関与している可能性もあるとみて捜査しています。
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