花園出場をかけた全国高校ラグビー大会県予選は、あさって10日、日曜日に決勝戦が行われます。対戦カードは去年と同じ、鹿児島実業対鹿児島工業。伝統あるライバル校同士の対戦の見どころを紹介します。
去年の決勝は…48対0で鹿児島実業が勝利、2年ぶりの花園出場を果たしました。その一方で、得点を奪えず、敗れた鹿児島工業。
それでも、悔しさをばねに今年1月の新人戦では、鹿実を破り優勝。6月の九州総体では、実力校にも勝利をおさめ、着実に力をつけてきました。
チームを率いるのは、古川剛志新監督。甲南高校3年の時に花園出場経験があり、練習では選手とともに汗を流します。
昨年度までは、県中学生選抜のコーチを務め、今年4月に鹿児島工業の監督に。就任1年目で花園予選の決勝に導きました。
(鹿児島工業 古川剛志新監督)「まだまだ上手になる要素はたくさんある。きついことをやり切ったらいい経験ができるんだよ。そんな経験をさせてあげられたらな」
チームの持ち味は、フォワードの力強いモール。この夏は走力の向上にも取り組んできました。
対するは、ダークグリーンのジャージ、鹿児島実業。
31人中、3年生は7人と、1・2年生主体のチームながら、5月の県総体では鹿児島工業を下し優勝。この大会も連覇を目指します。
(鹿児島実業 富田昌浩監督)「やってきたことを全部出したい。『絶対勝ってこいよ』とか『優勝だ』とは話さずに、今までやってきたことを全部出したら結果はついてくると(選手には)話したい」
夏場も7人制の全国大会に出るなど、県外の強豪校との練習で実力を磨いてきました。
持ち味は、バックスの展開力とチームワーク。今大会・準決勝で3トライを決めたウイングの谷河志音、センターの笹井悠誠らが果敢にトライを奪います。
花園予選決勝での顔合わせは、この10年間で6回目となる両校。新人戦、県総体と15人制での今年の対戦成績は、1勝1敗。最後の1冠を取り、花園出場を決めるのは?
高校ラガーマンたちの聖地、大阪・花園への切符をつかむのはどちらのチームか。
MBCテレビでは、10日、日曜日午後0時54分から実況生中継でお伝えします。
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