「払うまで帰られへんから」。女性から金を脅し取ったとして、ホストクラブの社長の男らを逮捕です。

 監禁や恐喝などの疑いで逮捕されたのは、ホストクラブ運営会社社長・上埜善弘容疑者(40)と、副社長の阿部留尉容疑者(41)です。

 上埜容疑者らは去年1月から6月にかけて、ミナミのホストクラブ「Aria」の女性客3人に、消費者金融から金を借りさせて約350万円を脅し取るなどした疑いがもたれています。

 警察はすでに「Aria」の店長とホストの男2人を逮捕しています。

 店では、初めて店にきた女性から最大限の売り上げを作るためマニュアルを作成。それは「一撃講習」、と呼ばれていたといいます。

 ターゲットの女性は「昼職であること」や「ホストについて知識がないこと」など4つの条件があげられていました。

 手口は、まずホストがSNSを通じて女性と交際。「罰金を支払わされるから、同伴してほしい」などと女性をホストクラブに誘います。そして、店を訪れた女性に大量の酒を注文させ、泥酔するまで飲ませます。その後、近くのホテルに連れていき監禁。「金払うまで帰られへんから」「消費者金融で上限マックスまで借りろ」などと脅していたということです。

 警察は上埜容疑者らの認否を明らかにしていません。

 被害女性の中には金を払いきれず、性風俗店を紹介された女性もいるといいます。複数の被害相談が寄せられているということで、警察は余罪についても捜査しています。

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