北海道浦河町に本店がある日高信用金庫の20代の男性職員が、営業先で集めた現金を着服していたとして、日高信用金庫はこの男性職員を7日付けで、懲戒解雇しました。
懲戒解雇となったのは、日高信用金庫静内支店に勤務する営業職の20代の男性職員です。
日高信用金庫によりますと、男性職員は2月29日から10月4日までの間に、取引先から集めた現金を着服し、その日のうちに使ったり、返金したりする行為を繰り返していました。
男性職員は、着服した金を馬券の購入にあてていたと説明し、着服した金額は合計377万6000円にのぼるということです。
4日、営業先から戻ってくるのが遅かった男性職員を不審に思った同僚らが、男性職員を探し出した後、問い質し着服が発覚しました。
その際、着服した377万6000円のうち80万円が費消されていて、男性職員の親族がその後、全額を弁済したということです。
日高信用金庫は、着服した金が弁済されていることから、警察への被害届は出さないということです。
日高信用金庫は「法令遵守の徹底、内部管理体制の一層の充実・強化を図り、信頼回復と不祥事件の再発防止に向けて取り組む」とコメントしています。
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