日本海の冬の味覚ズワイガニの季節がやってきました。富山県射水市の新湊漁港では今シーズンの初競りが行われ、厳しい基準をクリアした最高級品「特選」もお目見えしました。
嘉藤奈緒子アナウンサー
「先ほど水揚げされたばかりのズワイガニが続々と並べられていきます」
身が太く食べ応えのある食感と上品な甘さが特徴なズワイガニ。
元日の能登半島地震による海底地すべりの影響で網が損傷するなどの被害を受け、今年1月から3月の漁獲量は10.4トンと平年の約7割に。
漁獲量の回復が期待されるなか――
松宝丸 松本隆司 船長
「結構並んでいますけれど、うちの船はきょうはダメでしたね。恥ずかしいですけれど(例年の)1割くらいですかね」
まだ地震による影響は続いていて、8日の全体の水揚げは前年の2割減となりました。
しかし、身のつまりのいいものが多くとれたといいます。
そして午後0時半すぎ――
嘉藤奈緒子アナウンサー
「今シーズンの初競りが始まりました。どんな値が付くのでしょうか」
注目は重さ1.3キロ以上で身の詰まった最高級品「特選」で、2年連続で1匹だけお目見えしました。
「特選」を手にしたのは射水市の「割烹かわぐち」で、この日最高値となる10万円で競り落としました。
「特選」を競り落とした割烹かわぐち
瀬戸拓也さん
「きょう初競りで特選が付いたので、『ぜひ』と競り落としました。一旦、店の水槽に入れて、お客さんが特選を食べたいと言えば提供します」
初日は豊漁とはなりませんでしたが今シーズンは始まったばかりです。
松宝丸 松本隆司 船長
「泥とかいっぱい崩れて落ちてきているんですけれど、それを何とか網を引いてきれいにして(漁獲量)を回復させて、また大漁したい」
富山県内のズワイガニ漁はオスが来年3月20日まで、メスは1月20日まで行われます。
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