東京家裁は8日、事件記録を紛失したり、離婚調停などの調書の完成を遅滞させたりしたとして、50代の男性書記官を戒告の懲戒処分にしたと発表した。  家裁によると、書記官は家裁への異動前の東京地裁所属時に、自身が保管する事件記録など17件を紛失。また、2023年4月に家裁に移った後、成立した離婚や養育費の調停計3件の調書完成を理由なく遅滞させた。  家裁の村田斉志所長は「裁判所職員としてあってはならないことで、誠に遺憾。職員への指導を徹底したい」とのコメントを出した。


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