東京電力は、福島第一原発から試験的に取り出した燃料デブリを茨城県の研究施設に運ぶため、安全性を確認する作業を進めています。
福島第一原発2号機では、溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しが行われ、大きさが5ミリほど重さは3グラム以下の燃料デブリを取り出しました。
燃料デブリはきのう搬送のための専用のコンテナに収められ、きょうは安全に輸送するため、高い水素濃度になった場合に燃料デブリが反応しないか測定する作業が行われています。
安全性が確認されれば、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の研究施設に運ばれ、1年ほどかけて分析を進めることにしています。
福島第一原発の燃料デブリは、あわせておよそ880トンあるとみられ、東京電力は分析で得られるデータを本格的な取り出し方法の検討に生かすことにしています。
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