悪天候のため11月6日のカニ漁解禁以降も漁を見合わせていた石川県輪島市にある輪島港の漁船が7日深夜、今シーズンの初物を求めて出漁しました。

元日の地震の影響で、海底が隆起するなど大きな被害を受けた輪島港では、漁の解禁に向け、荷さばき所の修繕や仮桟橋での荷揚げの手順を確認するなど準備が進められてきました。

今月6日のカニ漁解禁後も、しけで延期が続いていましたが、風が収まったことを確認して、元日の地震から10か月余りを経て、閑散としていた輪島港に煌々と漁火が灯り、およそ30隻の船が沖へと向かいました。

輪島市小型底引き組合の沖崎勝敏組合長は「まだまだこれからやろうけど、まあ第一歩かなと。半々やね、うれしいというのもあるし、まだまだこれからというのもあるし」と話していました。

漁船は8日午後に輪島港に戻り、水揚げされた初物のカニが金沢市の市場で競りにかけられます。

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