きょうは二十四節気のひとつ立冬です。甲府地方気象台は富士山で初冠雪を観測したと発表しました。
平年より1か月以上遅く1894年の観測開始から最も遅い初冠雪となりました。
きょう午前7時ごろ、富士吉田市内から撮影した映像です。
富士山の山頂付近から中腹にかけてうっすらと雪が積もっているのが確認できます。
富士山周辺では6日の夕方から夜のはじめにかけて雨が降り、山頂付近では雪が降りました。
甲府地方気象台 松本守観測予報管理官:
「やっと山梨県にとって冬の訪れがきた」
甲府地方気象台は7日、職員が目視で雪を確認し、富士山で初冠雪を観測したと発表しました。
平年より36日、去年より33日遅い観測となり、1894年の観測開始以降、130年で最も遅くなりました。
これまで最も遅かったのは10月26日ですが、今年10月の山頂付近の平均気温は1.6度と平年より3.6度高かったということです。
松本守観測予報管理官:
「10月の富士山の平均気温はこの130年の中で一番高かった。温暖化が一つの要因ではないかと考えている」
富士吉田市内では雪化粧した富士山をカメラに収める人の姿が見られました。
富士吉田市民:
「5合目くらいまで雪がないとようやく冬が来たかなって感じがしないもんね」
毎年秋に富士吉田市を訪れている人:
「浮世絵とか写真で見るようなドカッと真っ白というイメージだったので、こういう可愛らしい(雪化粧の)富士山は初めて見ました」
なお、7日朝の県内は甲府で7.8度、勝沼で6.1度など10の観測地点のうち5つの地点で今シーズン一番の冷え込みとなりました。
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