関西電力を名乗る人物が、高齢者宅を訪問して、「電気料金が安くなる。室内を見せて」などと持ちかける不審な訪問がありました。
関東地方で相次いでいる『闇バイト』強盗事件では、事件前に不審な訪問が確認されたケースもあり、警察が警戒を呼びかけています。
11月4日午後、神戸市東灘区本山南町で、80代の女性から「不審者が家に来た」と110番通報がありました。
警察によりますと、訪問した男は、関西電力を名乗って「電気料金が安くなる」「室内を見せて欲しい」などと話しかけました。
話を聞いているうちに今度は「通帳を見せてほしい」などと言い始めたため、不審に思った女性が「主人が家にいる」と話すと、男はそのまま立ち去ったということです。
訪問してきた男は1人で、年齢は30~40歳くらい。上下紺色のスーツに黒色リュックサックで短髪だったということです。
兵庫県警東灘署の管内で、いまのところ同様の事案は報告がないということですが、警察はパトロールを強化し、「不審な人物の通報してほしい」と注意を呼び掛けています。
関西電力もホームページで、「関西電力社員を装った不審な人物にご注意ください」「お客さまに対して、検針票の提示を求めたり、電気のご契約状況をお聞きしたりすることはありません。」などと不審者への警戒を呼び掛けています。
【警察による防犯ポイント例】
●相手に身分証の提示を求める
●安易に自宅にあげず、不審に感じればすぐに110番通報
●在宅時でも必ず鍵をかける
●訪問者はインターホンや補助錠を掛けた玄関越しに対応を
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