福島県内初となる「有人」のリサイクルボックスが、会津若松市にオープンしました。
1人あたりのごみの排出量が、2022年度、全国ワースト1位だった福島県。少しでもごみを減らそうと、10月、会津若松市に新たなリサイクルボックスがオープンしました。
平岡沙理アナウンサー「使わなくなった食器なんですけど、大丈夫ですか?」
スタッフ「割れていなければ大丈夫です」
平岡アナ「こちらではこのように相談をしながら回収してもらえるんです」
こちらでは、スタッフが常駐し、使わなくなったものを細かく仕分けしてくれます。このような有人のリサイクルボックスが設置されるのは、県内で初めて。手作業による細やかな選別が可能となるほか、持ち込んだ利用者の市民との交流の場になるなど様々なメリットが生まれているといいます。
荒川産業・荒川健吉社長「(有人化することで)きめ細やかな分別ができ、適材適所というか、それぞれの資源を必要な出口にお届けできる形ができてきたと思っています」
2週間で約3トン回収
多く持ち込まれるのは、洋服やカーテンといった繊維製品です。まだ使えるものは、リユース品として再利用されますが、一部が使えるものは帽子やベストなどにリメイクして、店舗で販売します。さらに、リサイクルをして資源として用いる場合は、車の内装材などに生まれ変わります。
こちらでは、オープンからわずか2週間で、重さにして3トンほど集まっているといいます。
会津若松市内の利用者「どういうものを持ってきていいのか分からないところがあるので、こういうのはどうでしょうかってお聞きしながら持って来られるのでとてもありがたいです」
荒川産業・荒川健吉社長「地域のごみ問題とか不用品の処理問題ってものに対して一緒に取り組むための相談窓口みたいな位置づけで感じていただけたら嬉しいです」
こちらのリサイクルボックスは、24時間365日営業していますが、スタッフが対応する時間は午前9時から午後6時までです。ダウンジャケットなどの綿が入ったものは回収していませんが、古くなって着られないよう服でも資源になるので、気軽に持ってきてほしいということです。
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