九州財務局は今年7月から9月の熊本県内の経済情勢について「物価上昇の影響がみられるものの緩やかに回復している」との判断を示しました。 5期連続の据え置きです。

経済情勢は九州財務局が3か月ごとに発表しています。

「個人消費」は猛暑の影響でコンビニでの冷やし麺やアイスなどが堅調でしたが、物価高により家電大型専門店では値段の安い古いタイプのエアコンが好調でした。

観光面は、TSMC進出の影響もあり、熊本空港での台湾便の増便などで観光客やビジネス客などが増え、インバウンドが堅調です。ただ雇用面では、ほぼ全業種で人手不足が続いていて、小売業や宿泊業では、単発や時間単位で働く「スポットワーク」を活用して、しのいでいる状況もあるということです。

今後は最低賃金のアップなどで雇用や所得環境の改善が期待される一方、為替など金融資本市場の動向について注意が必要としています。

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