土木事業者の高橋建設(鳥取県日野町)が、10月28日に鳥取地方裁判所米子支部から、破産手続開始決定を受けたことが分かりました。
帝国データバンク鳥取支店によりますと、高橋建設は1952年に設立された土木工事業者で、日野町など地元の官公庁から国道、県道の維持・修繕、河川改修、堰堤などの各工事を手がけ、1999年には年間の売上高およそ3億1500万円を計上していました。
しかしその後は、公共工事の予算削減により発注量が減少傾向となり、2023年5月の年間売上高は、およそ6200万円にまで落ち込み、採算性も十分に確保できず、財務内容は債務超過に陥っていました。
厳しい資金繰りを余儀なくされるなか、後継者がいないこともあり、先行きの見通しが立たなくなり、事業の継続を断念したということです。
負債はおよそ5700万円だということです。
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