石川と岐阜にまたがる活火山の白山付近を震源とする地震が4日に335回観測されるなど、地震の回数が多くなっています。気象庁は、白山ではこれまでにも地震活動が活発化することがあったとして、噴火警戒レベル1を維持し、活火山であることに留意するよう呼びかけています。

4日午後7時21分ごろ、白山の山頂付近の地下やや深い所を震源とするマグニチュード4.2の地震が発生し、岐阜県高山市で最大震度2を観測しました。

気象庁によりますと、この地震のあと、白山の山頂付近で地震の回数が増えていて、4日は335回観測されました。5日は午前8時までに69回観測され、4日より減少しています。

噴火の前兆とされるマグマの移動などを示す火山性微動や、ごく浅い場所での火山性地震は観測されていません。

白山ではこれまでにも地震活動が一時的に活発になることがあり、2021年9月には1日で163回の地震が観測されたあと、地震活動は低調に推移しました。

白山=2020年撮影

気象庁は、噴火警戒レベル1を維持し、活火山であることに留意するよう呼びかけています。

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