新潟市の中原市長が体調不良により、登庁しなくなってから2か月が経ちました。
「12月議会に出られないとなると進退に関わってくる」という声も上がっています。
【災害対策本部会議】「生徒が数名、津波で流された」
新潟市で5日、行われた地震訓練。
通常、災害対策本部のトップは中原市長ですが…
【野島副市長】「引き続き人命救助を最優先にして対応に当たること」
陣頭指揮を執っていたのは、野島晶子 副市長でした。市長不在の状況は2か月続いています。
【野島副市長】「市民に重大な影響が及ばない範囲での今回の療養ということですので、そのあたりはしっかりと自宅と市役所と、市長と副市長以下の幹部職員で指示をいただきながら進めているところです。11月中旬ごろには、今後のことについてもみなさまにお知らせできるのではないかなと」
【新潟市 中原八一 市長】(9月2日)「外国人目線で調査にご協力をいただきまして本当にありがとうございます」
9月2日、「通訳翻訳協会との面談」が中原市長の休養前最後の主な公務でした。この2日後、姉妹都市のフランス・ナント市へ向かう直前、東京都内で体調を崩し、これ以降、市役所に登庁していません。
【中原八一 市長のコメント】「適宜、副市長はじめ職員に指示をするなどしながら療養を続けてまいります」
9月20日と先月11日、コメントを2回出して市民に理解を求めました。
【新潟市 井崎規之 副市長】「よろしくお願いします」
午後には、新潟市内3つの商工会議所の会頭が来年度の予算案をめぐり、市に要望書を提出。厳しい経営状況にある中小企業への支援策を強化することなどを求めました。
受け取ったのは、井崎規之 副市長でした。
トップ 不在の影響について、会頭は…
【亀田商工会議所五十嵐豊会頭】「早く良くなって帰ってきてもらいたい。それだけです。影響は今のところありません」
【新潟商工会議所 福田勝之 会頭】「両副市長が大変頑張って頑張っていただいているので、我々としてはぜひ、活動していただければありがたいなと思っているところですけど」
市長会見も2か月以上開催されず、9月市議会は全ての日程を欠席した中原市長。
12月市議会に出席できるかどうかが大きな鍵となります。
【関係者】「9月議会はトップの方針が示されず議論も深まらなかった」
【関係者】「12月議会に出られないとなると進退に関わってくる」
12月議会の日程などを議論する今月19日の議会運営委員会までに市長が登庁しているか、または目途が示されているかが、焦点となりそうです。
それまでに何らかの動きがあるのでしょうか。
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