4日夕方、宮城県石巻市内の漁港で釣りをしていた男性が岸壁から海に転落し、手や足に軽いけがをしました。男性は携帯電話を見ながら岸壁を歩いていたところ転落したということです。

4日午後6時40分頃、石巻市狐崎浜の狐崎漁港で、「海中に転落した」と一緒に釣りをしていた知人から消防に通報がありました。
宮城海上保安部によりますと、転落したのは仙台市泉区に住むアルバイトの20歳の男性で、幅およそ4メートルの「突堤型岸壁」と呼ばれる漁港から突き出した形の岸壁を、携帯電話の画面を見ながら歩いていたところ、岸壁の先端に気付かずおよそ3メートル下の海に転落したということです。その後、助けを求める男性の叫び声で転落に気付いた知人が消防に通報し、男性はおよそ30分後に救助されたものの、手や足にかすり傷を負いました。
当時、男性は知人と2人でアイナメ釣りなどしていて、いずれも救命胴衣を着用していなかったということです。
宮城海上保安部では、転落などの海難事故の防止のため、釣りをする際には救命胴衣の常時着用や、複数での行動を呼びかけています。

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