神奈川県警横須賀警察署の駐在所勤務の男が、駐在所近くに住む高齢男性の口座から現金700万円をだまし取ったなどの疑いで逮捕されました。
詐欺などの疑いで逮捕されたのは、神奈川県警横須賀警察署の地域課所属で巡査長の沢田義弘容疑者(36)です。
沢田容疑者は今年5月、神奈川県横須賀市内の郵便局で、偽造した委任状と払戻請求書を使って、70代の男性の口座から現金700万円を引き出して、だまし取った疑いがもたれています。
警察によりますと、沢田容疑者は男性が住む地域を管轄する駐在所に勤務していて、男性とは面識があったということです。男性の親族が今年8月下旬、口座から700万円が引き出されていることに気づき、10月上旬に警察署に相談して発覚しました。
沢田容疑者は犯行時は勤務中で、制服を着た状態で郵便局を訪れて警察手帳を見せ、郵便局側を信用させたうえで現金を引き出していたということです。
調べに対し、沢田容疑者は「私がやったことであり間違いありません」「金は借金の返済に充てた」と容疑を認める一方で、「通帳や印鑑は預かった」「男性から頼まれてやった」と供述しているということです。
一方、男性は「現金を引き出すように頼んだ覚えはない」と話しているということです。
神奈川県警監察官室の加藤秋人室長は「被害者をはじめ、県民の皆様に深くお詫び申し上げます。警察官として言語道断の行為であり、今後の捜査・調査結果を踏まえ、厳正に対処してまいります。」とコメントしています。
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