夢の実現に向けた一歩を静岡で踏み出しました。

トヨタ自動車が出資し、アメリカの企業が開発した電動垂直離着陸機、いわゆる「空飛ぶクルマ」が11月2日、日本で初めて公開されました。

<トヨタ自動車 中嶋裕樹副社長>
「それではいよいよ、テイク・オフです!」

11月2日、日本で初めて公開された空飛ぶクルマ、その名も「eVTOL」(イーブイ・トール)。

トヨタ自動車がアメリカのスタートアップ企業「Joby社」に技術面や資金面で支援・協力を行い、開発が進められてきました。

<東部総局 青島悠記者>
「こちらにあるのがJoby社のeVTOLです。6つのプロペラと高い静音性が特徴になっています」

「空飛ぶクルマ」とも呼ばれる「eVTOL」は、その名の通り、電気を動力源とした新たな乗り物です。

垂直に離着陸ができるので、滑走路など広い場所がなくても飛ぶことができます。

<東部総局 青島悠記者>
「こちら『eVTOL』のプロペラなんですけれども、非常に軽いです」

さらに、機体はヘリコプターに比べて軽く、しかも飛ぶときも静か。街なかで使うことを意識した造りになっています。実用化された場合、都市圏で観光客などを運ぶタクシーとしての役割が期待されています。

<トヨタ自動車 中嶋裕樹副社長>
「誰もやったことがないことにチャレンジしたいと考えています」

この「空飛ぶクルマ」は、2025年に開催される大阪・関西万博などにも出展する予定で、空の移動が日常化する未来に向けた取り組みに今後も注目が集まりそうです。

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