静岡の観光地を巡るクルーズトレインの運行が、11月8日から始まるのを前に、メディア向けの試乗会が開かれました。豪華な客室に静岡ならではの料理、クルーズで地域の魅力が広まると期待が膨らみます。

<重長智子アナウンサー>
「今、ロイヤルブルーの列車が沼津駅に入ってきました。いやー煌びやかな車体、ワクワクしますね。これから豪華な旅が始まります」

伊豆半島の海の「碧」にアクセントの金色ラインが特徴のこの列車は、東急の豪華クルーズトレイン、「ザ・ロイヤルエクスプレス」です。

全8両編成のザ・ロイヤルエクスプレス。その魅力は高級感あふれる車内空間です。

<重長智子アナウンサー>
「こちらの車両ですが、天井を見てみると、ステンドグラスでできているんです。本場ドイツのステンドグラスを使っているそうです」

床から天井まで木目を基調としたデザインであしらわれ、くつろぎの空間が広がります。絵本や木のボールプールなど子どもが遊べる車両もあり、親子で楽しむことができます。

東急とJR東海が協力して運行する今回のクルーズ、その名も「静岡・富士クルーズトレイン」。

運行期間は11月8日から6回の予定で、横浜を出発したあと、3泊4日で静岡県三島市や静岡市、浜松市などを巡ります。

<重長智子アナウンサー>
(静岡・由比付近で)「ちょうど、富士山の山頂が見えてきました」

今回のクルーズは、富士山や駿河湾といった静岡の美しい風景を楽しんでもらおうというものですが、楽しみは何と言っても贅沢な食事です。

<料理を提供するスタッフ>
「こちら、共水うなぎの白焼きをお持ちしました」

今回、昼食で提供されるのは、幻のうなぎと呼ばれる「共水(きょうすい)うなぎ」です。

<重長智子アナウンサー>
「いただきます。ふんわり、皮目のところは香ばしく焼き上げていますね。わさびも良いアクセントになっています」

4日間すべての行程で、静岡の海や山の幸をふんだんに使った料理を堪能できます。また車内では、「旅と音楽の融合」をテーマに、ヴァイオリニストの大迫淳英さんによる生演奏を聞きながら食事を楽しむことができます。

3泊4日で「1人75万円から」という設定ですがツアー予約には定員のおよそ2倍の申し込みがあり、今回、予定されている6回のツアーチケットはすでに完売。

<東急社会インフラ事業部 松田高広担当部長>
「本当にうれしいですし、我々としては身も引き締まる。今回、東海道線の静岡側に入ってくる、これは初めての取り組みになっていまして、こんな静岡いいとこあったんだっていう思い出が1つでも残って、またたくさんの方が静岡に訪れていただければなと思っています」

静岡の魅力を豪華列車で味わう旅がいよいよ始まります。

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