10月29日に原子炉を起動させたばかりの女川原子力発電所2号機について、東北電力は機器トラブルの発生を受け原子炉を一度停止すると発表しました。

東北電力は3日夜、急きょ記者会見を開き、女川原発2号機の原子炉を停止する操作を3日夜から4日にかけて始めると発表しました。

女川原発2号機は3日、発電の再開に向けて発電機の運転状態を確認していたところ原子炉内の中性子を計測する検出器が正常に機能しているかを確認するための機器を原子炉に差し込む作業中、途中で動かなくなるトラブルが起きました。

このため、3日に予定していた発電の開始を延期し、原子炉を停止させて機器の点検を行うことを決めました。

東北電力原子力本部 渡邉宣城原子力部副部長:
「不具合があった場合にはしっかり立ち止まって、そこで中身を確認して慎重に進めていく」

東北電力によりますと、原子炉に異常はなく、放射性物質の漏れはないということです。

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