川内川の支流、薩摩川内市の隈之城川流域が、氾濫や決壊を防ぐために、宅地造成などを制限する「特定都市河川」に指定されました。県内の1級河川では初めてです。
特定都市河川の指定は、著しい浸水被害が発生、もしくはそのおそれがある流域が対象です。指定されると、1000平方メートル以上の田んぼなどの宅地開発に県知事の許可が必要となり、雨水をためられるようにするなどの対策が求められます。
隈之城川流域の指定は、県内では甲突川など3つの2級河川がこの春指定されたのに次ぎ、1級河川では初めてです。
国による指定の対象は隈之城川と支流の流域、65.4平方キロメートルです。
流域では2020年7月、山間部で時間雨量89ミリの猛烈な雨が降って支流が決壊・氾濫し、浸水で逃げ遅れた54人が消防にボートで救出されるなどしました。
(国土交通省・川内川河川事務所 永谷恵一流域治水課長)「近年、宅地化が進んでいる。隈之城川流域で特定都市河川指定行い、防災に強いまちづくり進める」
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