息子や孫をかたるオレオレ詐欺が10月下旬から1日にかけて2件発生し、大分県内に住む80代の女性2人が計550万円をだまし取られたことがわかりました。

警察によりますと先月30日、県内に住む80代の女性の携帯電話に息子を名乗る男から「会社の同僚を妊娠させてしまい、慰謝料200万円を支払わなければならない」と電話がありました。女性は翌日指定された場所に行き、息子の弁護士の甥を名乗る男に現金200万円を渡しました。その後再び息子を名乗る男から「妊娠させた同僚の夫と口論となり、けがをさせてしまった。慰謝料と弁護士費用150万円を用意してほしい」と電話がありました。話を信じた女性は現金150万円を渡し、合わせて350万円をだまし取られました。

また別の80代女性の携帯電話にも1日、孫を名乗る男から「会社の上司に手を出して中絶費用や検査代で200万円を請求されている」と電話がありました。女性は指定された場所に行き、同じく息子の弁護士の甥を名乗る男に現金200万円を渡し、だまし取られました。警察は息子や孫を名乗り慰謝料名目で連絡するのはオレオレ詐欺の手口で、現金を渡す前に必ず家族や警察に相談してほしいと呼びかけています。

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