2024年7月、静岡県富士宮市にオープンした「ShiroDRIVE―IN」。この店の人気商品が今、海外で話題になっています。

<ShiroDRIVE―IN 吉田恵理店長>
「お待たせしました。抹茶ストロベリーの大福ジェラートです」

10月31日のしずおか産は、富士宮の新鮮な食材を生かした「大福ジェラート」。さまざまなフレーバーのジェラートを、もちもちの求肥で包んだユニークな一品です。

<ShiroDRIVE―IN 吉田恵理店長>
「本当に素材にこだわっているんですよ。豊かな自然、その富士宮で素材からこだわってできたジェラートって本当にここでしかお召し上がりいただけないと思っている」

朝霧高原の紅ほっぺを使用した「富士宮産いちごミルク」や地元の野菜を使ったものまで、ジェラートの種類は常時20種類以上です。

<LIVEしずおか 萩田真央ディレクター>
「いただきます。濃厚なジェラートと求肥のもちもちが合わさって、とてもおいしいです。触感もすごく楽しいです」

しかし、一体なぜジェラートを求肥で包んだのでしょうか?

<Shiro Gelato&Snack 福原規正代表>
「色んな食材とマッチングして、色んなものを表現できるっていうジェラートの魅力。それを日本の文化であるお餅で包み込んでオーストラリアの方に食べてもらうっていう僕の思いがあったので」

実はこの店、オーストラリアに2店舗を構える「Shiro Gelato&Snack」の日本1号店。オーストラリアでは開業直後から注目が集まり、月に5万人が訪れるほどの人気店となりました。

<Shiro Gelato&Snack 福原規正代表>
「(オーストラリアでは)列でいうと100メートル近く行列になる状況が実際今でも続いている」

店の代表をつとめる福原さんは富士宮市出身。大学卒業後、地元の農協に勤めていましたが、31歳で単身オーストラリアに渡り店をオープンしました。

<Shiro Gelato&Snack 福原規正代表>
「地元の農協に勤めていた経緯もあるので、本当に豊富な食材が富士宮で揃うこともあって。ただ多品目であるがゆえに、なかなかうまく伝えきれていない部分もある。どうにか世界に伝えられないかというところで」

現在、福原さんはオーストラリアを拠点に活動。ジェラートのみならず、おにぎりをパフォーマンスとしてみせる「ONIGIRILIVE」など、日本食材を海外へ発信する取り組みに力を入れています。

<Shiro Gelato&Snack 福原規正代表>
「日本の方から言わせると、カウンター前でにぎったお寿司が本物のお寿司だってよく言われるんですけど、海外に行くと、アメリカだったらカリフォルニアロールだったり、巻き寿司が一般的に海外で食べられるお寿司の認知になっている。僕として大事にしているのは、日本の文化とか日本のフレーバーはスパイスのように隠し味として使うっていうのが、先方の文化に対する敬意を払うっていう」

「日本の文化を押し付けすぎないことが大事」という福原さん。今後も、オーストラリアと日本の架け橋として、富士宮の魅力を発信したいと意気込みます。

<Shiro Gelato&Snack 福原規正代表>
「ShiroDRIVE―INに来ていただきたいっていうのはもちろんなんですけど、富士宮っていうまちの魅力をジェラートに込めているところがあるので、それ以外の富士宮のまちに来てもらうっていうのを強く思っている」

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