鹿児島市は、桜島の噴火警戒レベルが最高の5などに引き上げられた際、避難対象の範囲や大規模噴火かどうかなどの情報も盛り込んだ、独自の緊急速報メールの配信を来年1月にも始める方針を固めました。
緊急速報メールを巡っては、おととし7月、桜島の噴火警戒レベルが、一時、最高の5に引き上げられた際、気象庁が警戒レベルの引き上げを知らせる緊急速報メールを自動配信しました。
しかし、避難対象の範囲や大規模噴火の兆候の有無が明示されておらず、鹿児島市が避難対象を明示したメールを送ったのは1時間半後となり、噴火の規模感が分からず、多くの市民が混乱しました。
関係者によりますと、鹿児島市はこうしたことから、噴火警戒レベルが4や5に引き上げられた場合などに、避難対象の範囲や大規模噴火の兆候の有無を盛り込んだ、独自の緊急速報メールの自動配信を来年1月にも始める方針を固めました。
鹿児島市は気象庁から自動で送られてくる情報の中から、警戒レベルと警戒範囲、大規模噴火の兆候の有無について、自動で情報を拾い上げて市民に配信するシステムを、当初予算の範囲内で開発しているということです。
鹿児島市はあす11月1日に開かれる特別委員会で、議会に報告する方針です。
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