富山県が行った2023度の児童生徒の問題行動調査で、県内の小中学校での暴力行為、いじめの認知件数、不登校の件数がいずれも過去最多となったことがわかりました。特に小学校でのいじめの認知件数は前年度の倍近くに急増しています。

この調査は全国の教育委員会が毎年行っているものです。

これによりますと2023年度に県内の小学校で確認された暴力行為は871件と、5年前を大きく上回り過去最多、中学校でも452件と過去5年間で最多です。

特にいじめの認知件数は小学校で2168件と前年度の倍近くに上りそのほかの学校でも去年より認知数が増加しています。

これについていじめや不登校の問題に詳しい「不登校を考えるネットワーク」代表の高和正純さんは

不登校を考えるネットワーク代表 高和正純さん
「今までは中学校のようなところが多かったかもしれないけど、だんだん小学校も高学年から低学年へと低年齢化していってます。元々潜在的なもの(いじめ)はいっぱいありました。それが顕在してきているだけの話しなんですよ」

また、不登校の人数も全ての学校で増えていて、小学校では1110人と5年前の2倍以上にのぼり全国平均を上回っています。

不登校を考えるネットワーク代表 高和正純さん
「学校に行ってないから問題だっていう思いではなくて、学校にいけないんだったら行けない背景があるんだと行けなくてもいいし、行けないままどのように受け入れて、一緒に生活していくかっていうことを考えれる人たちがひとりでも多く必要かなと思ってますね」

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