福島県沖でとれた「クロソイ」の出荷制限が解除されたことを受けて、県漁連は、すべての魚種でおよそ3年ぶりに水揚げを再開することを決めました。
クロソイは、おととし1月に相馬市沖でとれた魚体から国の基準値を超える放射性セシウムが検出されたとして、出荷が制限されていました。
31日に開かれた県漁連の組合長会議では、クロソイの水揚げ再開について話し合いが行われ、おととし1月から今年4月までに採取した検体すべてで放射性セシウムが基準値を下回ったことから、11月1日からクロソイの水揚げを再開することが正式に決まりました。
県漁連・野崎哲会長「スクリーニング体制そのものは従来通りで、モニタリングを組み合わせて、今までの経験を踏まえて再度再開ということでやっていきたいと思う」
原発事故に伴う海産物の出荷制限は4年前に初めてゼロになりましたが、その後、クロソイは出荷制限を繰り返していました。すべての魚種で出荷制限がなくなるのは、およそ3年ぶりです。
※クロソイの画像は福島県提供
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