JR東日本が、利用者が少ない岩手県内6つの路線の昨年度の収支を公表しました。赤字額が最も大きかったのは山田線の上米内駅と宮古駅の間で17億4900万円でした。

JR東日本によりますと、公表した県内6路線の10区間は昨年度全て赤字となり、赤字額の合計は97億3300万円でした。赤字額は山田線の上米内-宮古間(92.2キロ)が17億4900万円と最大で、次いで大船渡線の一ノ関-気仙沼間(62.0キロ)が14億3400万円、八戸線の鮫-久慈間(53.1キロ)が11億3800万円などとなっています。
JR東日本は2019年度分から収支状況を公開していて、「持続可能な交通体系について建設的な議論をさせていただくため」と開示理由を説明しています。

【その他の路線の収支状況】
〇釜石線
・花巻-遠野(46.0キロ)▲10億6400万円
・遠野-釜石(44.2キロ)▲11億2400万円

〇北上線
・北上-ほっとゆだ(35.2キロ)▲11億700万円
・ほっとゆだ-横手(25.9キロ)▲5億5300万円

〇花輪線
・好摩-荒屋新町(37.6キロ)▲7億5500万円
・荒屋新町-鹿角花輪(32.1キロ)▲6億300万円

〇山田線
・盛岡-上米内(9.9キロ)▲2億600万円

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