福島県に住む75歳の男が、兵庫県の山陽自動車道で「逆走」と「ひき逃げ」の疑いで逮捕されました。この事件では、逆走車を避けようとして、車が中央分離帯にぶつかり、28歳の夫婦が重軽傷を負っています。
危険運転傷害容疑と道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕されたのは、福島県いわき市の無職・青木誠容疑者(75歳)です。
◆急回避した車、夫婦が重軽傷
警察によりますと、青木容疑者は7月27日の夜、兵庫県たつの市の山陽自動車道(上り・大阪方面)を軽自動車で西向きに逆走した疑いです。
このとき、逆走車をよけようとした普通乗用車が急回避して中央分離帯に衝突。
運転していた28歳の夫が軽傷、助手席の28歳の妻が骨折する重傷を負いました。
◆再度Uターンして現場に戻り…事故車を見る姿
警察の調べでは、青木容疑者はまず本線上のどこかでUターンして逆走を開始、事故後その場を走り去るも、またどこかでUターンして順走して事故現場に戻ったようです。
そこで車を停めて降り、事故車を見る姿や、声をかけるような顔も被害車両のドライブレコーダーに映っていたということです。
しかし結局、車でその場を去ったことから、警察は救護義務違反・事故不申告(ひき逃げ)の容疑でも逮捕しています。
◆「逆走だと思っていない」
取り調べに対し青木容疑者は、「その時間帯に高速を走っていたが、逆走だとは思っていない」という主旨の供述をし、容疑を否認しているということです。
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