30日、島根県川本町で発生した民家火災の消火活動のために出動した消防車が田んぼに転落し、それを止めようとした男性が、消防車と地面に挟まれ死亡しました。

死亡したのは島根県川本町に住む団体職員の男性(50)です。

30日午後7時16分、江津邑智消防組合から警察に「建物火災で出動した消防団の車両が横転し、巻き込まれた男性一名が心肺停止の状態」と通報がありました。

現場近くでは30日午後6時40分頃に民家火災が発生。警察によりますと、男性は消防団の活動のため、消防車を運転して午後7時5分頃に現場に到着。エンジンをかけたまま消防車をとめて降りたところ、消防車が動き出したということです。

男性は消防車を止めようとしましたが一緒に田んぼに転落し、消防車と地面に挟まれました。男性は病院に搬送されましたが、午後8時30分に死亡が確認されました。死因は出血性ショックだということです。

警察によりますと、現場は幅員4.6メートル、ゆるやかなカーブで下り勾配になっており、男性が乗っていた消防車に同乗者はいなかったということです。

詳しい事故の原因などを警察が調べています。

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