大分県豊後高田市で古くから続く伝統の行事「お接待」が行われ、訪れた人がこの1年の無病息災を願いました。

「お接待」は、弘法大師の命日にあわせて、ゆかりのある国東半島や宇佐などで長い間続けられています。「お弘法様」という石像が一般住宅内に用意され、参拝に訪れた人を接待する行事です。

豊後高田市中真玉にある各住宅では29日、子どもから大人まで多くの人が次々と参拝し、用意されていたお菓子が配られ、笑顔があふれました。

(参拝者)「毎年行っています。きょうは30軒くらい周った」「10軒ぐらい周った。お菓子をもらえて嬉しいし、人と話せたり会えたりできて嬉しかった」

(接待した人)「人が来る限り、お接待を続けていきたい」

29日は市の内外からおよそ1000人が参加。参拝者は地域との交流を深めながら、この1年の無病息災を願っていました。

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