山梨県内の中小企業を対象にした調査で、先月の景況感は前の年と比べて製造業で上昇した一方、人材確保や後継者不足で課題を抱える企業が多いことが分かりました。
この調査は県中小企業団体中央会が毎月県内にある企業を対象に行っているもので、先月は44の企業から回答がありました。
県内のDI値=景気動向指数は売上高でマイナス6ポイント、収益状況でマイナス4ポイント、景況感でマイナス10ポイントでした。
このうち製造業だけで見ると、売上高や収益状況、景況感でいずれもマイナスだったものの、前年同月と比べると大幅にポイントが上がりました。
ただ企業からは「価格転嫁が十分でなく年内も視野に値上げを検討している」などDI値が上昇した半面、十分な仕事量や収益の確保に苦慮しているコメントが多く寄せられました。
また、経営者や従業員の高齢化、後継者不足による廃業が増えていて、人材確保、後継者不足などに課題がある企業が多いことが分かりました。
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