「闇バイト」関連の事件、その指示役なのでしょうか。スマホ画面に表示された「織田信長」に直接問いかけると、「やっていません」と否定しました。実際の音声です。
手でカメラをふさぐ男。金品を盗む目的で先月11日、栃木県益子町の住宅に侵入しようとしたとして逮捕・起訴された森健太郎被告（25）です。
現場には佐々木花梨被告（21）もいて、森被告が窓ガラスをガスバーナーで熱し、金槌でたたくなどして侵入しようとしましたが、2人ともこの家の住人の親族が取り押さえたといいます。
森健太郎被告
「（被害者の親族に）スピーカーにしてと言われているが、しても大丈夫ですか?」
被害者の親族から指示役に通話するよう言われた森被告。
秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」が使われていて、相手の名前は「織田信長」となっていました。
親族が、「責任者なのか?」と問いかけると。
織田信長と名乗る人物
「はい?誰ですか?」
さらに、「闇バイトを使って何かやっているのか?」と聞くと。
織田信長と名乗る人物
「やっていませんけど」
関与を否定しました。アカウント名の「織田信長さん」と呼びかけると。
織田信長と名乗る人物
「やっていませんけど」
もう一度、誰なのか尋ねると。
織田信長と名乗る人物
「えっ、どうしたらいいんですか」
最後まではっきりした答えはなく、その後、一方的に通話は切られました。
親族は、佐々木被告に「織田信長」が誰なのか問い詰めたといいます。すると…
佐々木花梨被告
「私は（織田信長と）繋がっていない」
親族によると、佐々木被告は当初、玄関先で住人の女性と話していたといいます。
その際、「水道工事の会社から派遣されたアルバイト」だと説明していて、この最中に、親族が不審な動きをする森被告を見つけたということです。
佐々木被告は取り押さえられた際、こんな趣旨の話をしていたといいます。
佐々木花梨被告
「高収入のバイトをSNSで見つけた」「やめたかったけど、やめたら実家を追い込むぞと言われた」
森被告とやり取りをしていた「織田信長」は何者なのか?
関東で相次ぐ一連の事件では、アカウント名「織田信長」から指示が送られているものも確認されていて、警察は、今回の事件との関連を捜査しています。
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