パリオリンピックの「近代五種競技」で銀メダルを獲得した現役の自衛官でもある佐藤大宗選手が、海上自衛隊の佐世保教育隊で講演しました。

パリオリンピック「近代五種競技」の銀メダリスト、佐藤大宗選手。今月23日、講演で海上自衛隊佐世保教育隊を訪れました。佐藤選手は護衛艦勤務の経験もある現役の海上自衛官です。

「近代五種競技」銀メダリスト、佐藤大宗選手:
「近代五種競技、知っている方いましたら手を挙げてください、いますか?ちらほら」

「近代五種競技」は、馬術・フェンシング・水泳射撃・ランニングの5種目を1日で戦い抜く過酷な競技で、「キングオブスポーツ」とも呼ばれています。佐藤選手はこの競技で日本人初のメダリストとなりました。

「近代五種競技」銀メダリスト、佐藤大宗選手:
「日本人初のメダルを日本に持って帰ることは『自分の使命』というか『夢』でもあったので、それが叶って今までの努力は報われたんじゃないかなと」

東京オリンピックの予選で落選した後、一度は引退も考えた中、再び闘志を燃やしてパリへと臨んだ体験談。そして、後輩である隊員たちに伝えたのは「仲間を大事にする」ことの大切さでした。

「近代五種競技」銀メダリスト、佐藤大宗選手:
「皆さんもつらい時こそチャンスに変えて、そして同期を大事に、今後会う仲間を大事に、皆さん頑張りましょう」

講演の後、隊員たちはメダルをかけてもらい佐藤選手と記念撮影。先輩自衛官が成し遂げた偉業の重みに、緊張感も漂っていました。

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